2020年の緊急事態宣言発令の頃、イヤーパッドがボロボロになってきて以前買ってあったイヤーパッドを交換しようと中を見るとえらいことになっていました。。。。このMDR-CD900STは宅録を始めた2005年ごろ購入。2009年に1回イヤーパッド交換していて今回は2回目。2011年まではまさに宅録で使用し夏の暑い締め切った部屋でギターをかき鳴らし~の、絶唱し~のでかなり水分が中に浸透していた模様。以降はもっぱらリスニング用で使用し、音が悪くなったとかはなかったので特に中を確認することなく15年ほど経っていました。
開けてみた
ネジが錆びてレジスタが錆び色に染まってる。ヤバい予感がします。
よく見るとケーブルも加水分解し始めてるし。。。(^-^;
電気的なことにはまったく素人の私ですが、ハンダ付けができる位の力量でできそうなので修理に挑戦してみようと思いました。
サウンドハウスさんへ注文
ご存じのように、このヘッドフォン元々は録音スタジオ用とか業務用で各パーツはビス1本に至るまで購入できますので、早速サウンドハウスさんにて注文し作業に入ります。
パーツ一覧
SONY MDR-CD900ST パーツ
今回注文した部品一覧。
作業開始
とりあえず、ビスが錆び錆びで全くドライバーの効かない右側は置いといて左側。
左側 プラグコードの配線を外す
配線を外す前にドライバーユニットの配線を撮影して記録。
プラグ付コードから接続されている白・赤・黒のコードをハンダを当ててドライバーユニットから外す。
ミクロングラスを交換し、記録した配線通りにハンダ付け。
前面レジスタ・ウレタンリング取付
.左側交換完了。
右側 部品交換
右側のビスは思い切り錆びていてビス抜きビットを付けたドリルでもなかなか開かず苦戦しながら無理やりこじ開けました。。こじ開けたせいでメス側のネジ溝2個がお釈迦になってて新ビスがゆるゆるで留まりません。。まぁちょっとボンドでごまかして完成。
特に配線を外したりとかはなく、ミクロングラス(黄色いの↑)・前面レジスタ(白いヤツ↓)・ ウレタンリング(グレーのやつ↓)の交換のみ。
全部組み立ててテストしてみると、右側からの音量がかなり小さい。ビス外しでゴニョゴニョやった時にドライバーユニットに損傷を与えてしまったか。。。はい、ポチっとな。
サウンドハウスさんへ再注文
再注文リスト
上から
・ドライバーユニット
・ハウジング(R)組立
・ハウジング(L)組立
この際、ネジ舐めしてしまったハウジングも左右ともついでに注文。
SONY MDR-CD900ST パーツ
右側 ドライバーユニットの交換
ちょっと接点が違いますが気にせずに。
ハンダを当てて配線を外します。
壊れたドライバーユニットを外します。
ここで気づいたんですが、前回開けた時に真ん中部分の詰め物みたいのを何気なく削ってしまったんですね。
音が鳴らなかったはこのせいでしょう。
付け替え完了。
左側 ハウジング交換
コードを抜く必要があるので左側も一旦配線外します。
配線完了。
修理完了
みすぼらしかった外観も新品ぽくなったし、何と言っても早々に剥がれ落ちたこの赤いステッカー(for DIGITAL)復活。これだけは単品で売ってないのでかなり嬉しい限りです。
修理部品代総額 7,436円でした。思ったより高くつきましたが、まさに耳こそはすべて。
ジョージ・マーティンさんありがとうございます。なんのこっちゃ。。。
新しく発売になったMDR-M1ST モニターヘッドホンも気になるところですが、まだまだ現役でバリバリ働いてもらうつもりです。
コメント
凄いですね。プロってます。復活してよかったですね🎵
リッケンベースさん、お久しぶりです。
復活したもののブランクが長いのでギターやらDTMやら、一からやり直し状態で録音までなかなか辿り着きつけません。(^-^;
今後ともまたよろしくお願いいたします。